お悩み別に解説します!
まず大前提として、ハサミを綺麗にすることが大切です!ハサミに付いた汚れを取るには…
・ハンドクリームを塗って数回はさみを動かし、ティッシュなどで拭き取る
・アルコールを付けた布で拭く
・消しゴムでこする
・はさみで石鹸を切る
といった方法があります。
大事なのは刃についた粘着などの汚れを取ることです!
それでもダメな場合は以下の2通りの方法があります。
・切れ味(刃こぼれ)の解消方法
一番簡単な解消方法は、アルミホイルを使うやり方です!
やり方は簡単で厚く折ったアルミホイルをはさみで10回ほどきるだけ!
それでも切れ味が戻らない場合は、もう一度繰り返してみて下さい!
ハサミの歯は知らないうちに欠けたりして、刃がデコボコになってしまいます。そのデコボコになった所をアルミホイルのアルミニウムが埋めてくれて修正してくれます!
・噛み合わせ・反りの解消方法
まず、知っているようで知らないはさみの構造から
はさみは精密機器と同じくらい繊細な道具です。
2枚の刃が、閉じるにつれて刃線の一点だけが接触して、そこで切ることができます。
その1点を合わせるために、刃の角度やカーブ(反り)などを調整してつくられています。
正常なはさみは、刃を完全に閉じた状態で、刃先から1/3くらいのところで刃が当たっていて、その上下は隙間があります。
隙間がきれいにできていないと一点が接触しない状態となり、刃の根元や先端で物を切ろうとしても刃がうまくかみ合わず、切れ味が悪くなったり、切れない状態になります。
先ほどもお伝えした通り、はさみの構造は、精密機器並みなので、素人では、簡単に調整をすることは困難です。
お気に入りのはさみであれば、修理してくれる所にお願いするのが最適です!
どうしても自分で直してみたい!と言う方のために自分で調整するやり方を書いておきます。
ただ、あくまでも自己責任でお願いします。
・噛み合わせの調整
はさみの要(支点)は、ネジ止め式とカシメ(潰し)式があります。
カシメタイプの場合、噛み合わせが緩い場合は、カシメ部分を金槌で少しづつ叩いて噛み合いを強くします。
ネジ式であればネジを、少しずつ強く締めて調整します!
締めすぎると、刃先付近が早く磨耗して切れなくなる原因になるので注意が必要です。
・反りはさみの調整
外側になる刃のカーブのほうが内側の刃のカーブよりもわずかに大きく(カーブが強い)なっています。
外側のほうがカーブが緩やかだと刃同士が擦りあわないからです。
ガーゼなどの薄い布を用意して、よくはさみを観察しながら、刃のどの辺りが切れなくなっているか確認して、
どちらの刃のどのあたりをどれぐらい曲げればその部分が擦りあうようになるかを考えて、
ここだと思う部分を、手や道具などを使って曲げてみるという方法があります。
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